

こんにちは、つきみです!
みなさん、”マタハイ” に遭遇したことはありませんか?
妊娠したら誰でも嬉しいのは当然ですが、最近ではあまりにも妊娠に喜び過ぎてしまう状態をマタハイ(マタニティハイ)と呼びます。マタハイ自体が決して悪いことではありませんが、中には他人の気持ちに配慮しない妊娠アピールをされる方や妊婦だからと立場を利用する方もいます。
今回は同じ妊婦という立場でもこれはさすがにちょっと・・・と思ってしまうウザイマタハイの行動&言動を個人的な意見ではありますが10個ご紹介いたします。

①エコー写真&動画をSNSに投稿

これ、意外と多いのですがインスタグラムやXなどのSNSに自身のお腹のエコー写真や動画を投稿する人が一定数います。
例えば親しい友人だけ、とかなら百歩譲って理解できるのですがXでは「どちら様ですか?」とフォローもしていない人のエコー写真が回ってくることがありました。
今は4Dエコーや動画など最先端の技術でよりリアルにお腹の中の様子を撮影できるため、「誰かに見せたい!」という気持ちは同じ妊婦として分からなくもないですが、だれも「見せて!」なんて言っていません。インスタグラムであれ、いくら友人でも不妊治療をしていることを隠していて見たくない人だっているかもしれません。
そんなに見せたいのであれば、直接会って相手に話してから見せればいいです。わたしは家族以外にはエコー写真を見せる気はありません。いま、どれくらいの大きさ?と聞かれたらninaruというアプリで赤ちゃんの大きさを見せるようにしています。

➁妊娠週数でマウントを取る

妊娠は初期の方が流産リスクが高く、つわりが酷い人もいます。
わたしが妊娠初期の時、出会ったのが妊娠週数でマウントを取る妊娠後期のマタハイでした。
妊娠中の症状や気にすることは人によってかなり違います。それなのに「つわりで仕事を休むなんて・・・・。わたしは平気だったけど?」と自分の経験だけで決めつけるような発言や「まだ7週なの?」と先輩オーラを自分から漂わせる発言が多く、衝撃的だったのは他にも頼める人がいるのに妊娠初期の私に対して「荷物重たいからこれ持って」と妊娠後期の体を労われと言わんばかりな態度で呆れました。体が重たくて仕方ないのは分かりますが同じ妊婦に対して、お腹の大きいほうが偉いという態度や言動はやめてほしいなと思いました。
見た目で分かるくらいお腹が大きいためか、共通の友人に会うと妊娠後期の人の方に注目が集まりその場でも得意げに妊娠アピールをしていました。自分が同じ立場だったら、近くにもう1人妊婦がいるのに自分だけちやほやされて妊娠アピールを堂々とするなんてことはできません。妊娠週数でこんなにマウントを取られることになるとは、と呆れました。

③性別でマウントを取る

そもそも性別に優劣なんてないのですが、性別でマウントを取るマタハイの人もいます。
「自分の子は男の子だから~、女の子だから~」と得意げに話したり、自分の子と反対の性別に対しての偏見で語ったりする人もいます。
不妊治療をしていたわたしからすると女の子でも男の子でも、子どもを授かれるということだけでも奇跡だと言えるのに性別でマウントを取るなんて!という気持ちになりました。
そのため、性別が分かったときにSNSなどに「また男の子だった~、女の子がよかった~」と堂々と書いている人もいましたがそういうことは心の中だけに留めておいてほしいものです。
④早すぎる妊娠報告

一般的に妊娠に気が付くのは生理が遅れたり、吐き気を催すことがある5週目頃。
妊娠検査薬をして陽性が出た途端、妊娠検査薬をSNSに載せる人も多くいました。嬉しいのは分かりますが尿が付いた部分まで妊娠検査薬をSNSに載せられるのは不快ですし、妊娠12週未満は特に初期流産の可能性が高く確実に出産までできると決まったわけではありません。
マタハイになってすぐに妊娠報告したくなる気持ちも分かりますが、流産したときに報告した人たちに伝えることになるので自分自身も傷つきます。
せめて心拍確認ができるまでは妊娠報告は控えておいた方がいいのでは?と思います。

⑤刺身を食べる妊婦

マタハイとは少し違うかもしれませんが、妊婦でも気にせず刺身を食べる人がいます。
確かに、昔は妊婦でも刺身を食べることを制限されてはなかったと聞きます。今でも自己責任で刺身を食べる妊婦もいますが、わたしはこの行動に疑問がありました。
少しでも胎児への健康のリスクがある行動は避けるべきではないかと思うからです。全ての人がそうとは限りませんが、少なくともわたしが出会った刺身や寿司を食べる妊婦さんは不妊治療をせず自然妊娠で授かった人ばかりでした。
胎児への健康被害よりも、自分が食べたいという欲を満たす方を優先してしまうのはどうかと思います。
⑥妊娠中の長距離旅行

妊活や不妊治療などの計画的な妊娠ではなく、自然と授かった妊娠をした人に多いのが妊娠中の長距離旅行。確かに、子どもが生まれたらあまり遠出もできなくはなります。
わたしの身の回りにも、妊娠初期に長距離で車移動したり、妊娠後期にディズニーへ行っているマタハイの人が実際にいました。
妊娠中の姿で写真を撮って思い出を作りたい!という気持ちも分からなくはないですが、本人だけでなく何かあったら周りの人を巻き込み迷惑を掛けることや、かかりつけの病院でないところではしっかりと診てもらえないなどリスクがあります。
自分の体調が良ければ大丈夫、と1人で遠出した妊婦さんが倒れて運ばれたという話も聞きました。お腹の子のためにも、必要不可欠でなければ行く必要はないと思います。
⑦正社員妊婦のマタハイ

正社員で産休ギリギリまで働いている方も多くいらっしゃるかと思います。
確かにすごいことだとは思いますが、妊娠を期に体調不良で退職をされたり不妊治療のためパートや専業主婦になったりする方もいます。
人によってやむを得ない事情であるのに、パートや専業主婦の妊婦を見下す方がいます。わたしも不妊治療していたころ、正社員妊婦に「仕事しなくていいなんて暇そうでいいね~」とか「産休も育休もお金もらえないなんてかわいそう~」などの発言をされました。
正社員で働きたくても働けない人の気持ちを考えず、自分は妊婦なのに頑張っているアピールが本当に鬱陶しいなと思いました。

⑧マタニティフォトをたくさんにSNSに載せる

マタニティフォトも賛否あるかと思いますが、撮ること自体はむしろいいなと思います。
ただ、自分の記録として残すのはいいかなと思います。
しかし、服を着た状態で撮影するものならまだしも、ほぼ裸のような写真を何枚もたくさんSNS載せるのはどうでしょう?不快な気分になる方もいるかもしれません。1~2枚程度なら理解できますが、自己満足のために5~10枚くらいたくさんマタニティフォトを載せている人を見ると完全にマタハイだな・・・と思ってしまいます。
自分の記録や家族だけ、親しい友人だけなど見せる人を限定した方がいいと思います。
⑨多すぎるマタニティマークの数

誰がどう見ても妊婦だと分かるくらいお腹が大きい人で、たくさんマタニティマークを付けている人に出会いました。
パッと見ただけで4個以上。スマホのストラップ、カバン、ポーチなどそんなにつける?と思うくらいでした。確かにスマホだけで持ち歩くときやポーチだけを持ち歩くときもあるかもしれませんが、お腹が大きければ妊婦だということくらい分かります。
お腹が大きくなってはないけど悪阻が酷くてマタニティマークを付ける人もいますが、それでも目立つ部分やカバンに2個程度つけておくだけで十分かと思います。
さすがに過剰すぎる・・・と思うくらいのマタニティマークの数で妊娠初期のわたしでも嫌な気分になりました。
⑩出産予定日を全員に報告

家族や親しい友人でもないのに、わざわざ出産予定日を全員に報告する人がいます。
それも母子手帳をもらってすぐなど、割と初期の段階で報告してくる人がいました。流産のリスクもあるのに大丈夫なのかなと思ったりしました。
そして、「この日が出産予定日だから、生まれたらすぐ見に来てね!」と言ってくる人も。
不妊治療していたわたしにとっては、わざわざ出産予定日を伝えられるのは辛かった記憶があります。この時期にはもうあの子はもう出産なのか・・・と自分と比較してしまいました。
まとめ:マタハイでも他人の気持ちを考えた行動&言動を心がけて!!

マタハイになってしまう気持ちは十分に理解できます。
ですが、子どもが欲しくてもできない人や事情があって子どもをつくることを諦めた人、流産や死産を経験した人が自分が知らないだけで周りにたくさんいるかもしれません。
子どもが欲しいと思っていない人でも、過剰すぎるマタハイ行動は見てて不快な気持ちになるという人もいました。自分だけが幸せ、優越感に浸るなどの態度は見ていて気持ちのいいものではありません。ましてや、妊婦なんだからもっと配慮して!というような態度は傲慢に思う時があります。
わたしは不妊治療を経て、自然妊娠した人のマタハイ行動&言動にたくさん傷ついてきました。人を見下すような発言や、かわいそうといった言葉にも苦しみました。だからこそ、自分が妊娠してからも他人の気持ちを考えてマタニティライフを送りたいと思っています。
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